9章 騎士の誇り
(マチルダへの道)
ナナミ
ここがシュウさんの
言っていた森だね。
ここをぬけたら、騎士団領か。
ねぇ、ねぇ、ねぇ・・騎士って
カッコイイお兄さんかな?
「どうだろう?」 |
「そうだろうね。」 |
ナナミ |
ナナミ |
ビクトール
ん・・・だれかいるぞ。
騎士のかっこうだな・・・。
フリック
そういえばシュウのやつが
でむかえが来るとか
言ってたな・・・・・・。
マイクロトフ
デュナン軍の
2主どのですね?
お迎えにあがりました。
おれはマチルダ騎士団、
青騎士団長マイクロトフです。
「2主です。」 | 「・・・・・・・・。」 |
マイクロトフ |
マイクロトフ |
(マチルダ騎士団領)
マイクロトフ
ここが我が
ロックアックス城です。
ゴルドー様は、
広間で待っております。
どうぞ中へお入りください。
ゴルドー
・・・おお、貴様が
2主か。
ふん。まだ子供ではないか。
こんな子供に
足をとられるとは、王国軍も
うわさほどではないな。
「・・・・・。」 |
「なにを・・・。」 |
↓へ | ナナミ だめよ! 2主。 |
ゴルドー
その王国軍に太刀打ち
できなかったミューズも
ふがいない。
まったく、
我らがわざわざ
出向いたというのに、
もちこたえられんとは。
なさけない。
「ゆるせない。」 | 「・・・・・・・・・。」 |
ナナミ |
↓へ |
ゴルドー
カミュー、
2主どのを
客室へ案内しろ。
数日、休んでもらってから
国境までお送りしろ。
もう用件は終わり
だろうからな。
カミュー
分かりました。
2主様、
こちらへ・・・。
?
マイクロトフ
ゴルドー様、
国境より連絡が
入りました!
ゴルドー
さわがしいな、
なにごとだ!
マイクロトフ
ミューズ国境・・
いえ、現在はハイランドとの
国境に王国軍が現れました。
カミュー
ついに来たか。
我らが武勇の
見せ場になるか。
ゴルドー
・・・やつらは、
我が城へ攻め上る気なのか?
マイクロトフ
いえ、王国軍はミューズ領内で
流民狩り(るみんがり)を
しているようです。
我が領内を目指す流民を
追ってきたのでしょう。
ゴルドー様、
すぐにも軍を出して、
ミューズから逃げてくる
民を助けなければ!
ゴルドー
ふー-む、分かった。
王国軍に使いを送るのだ。
流民狩りが終わったら、
すぐにも軍を引け、とな。
国境を越えたなら
我が軍が動くとおどしておけ。
マイクロトフ
な・・・何をおっしゃいます!
これを見過ごしては、
我ら騎士団の名折れです!
ゴルドー
国境の外でのことに、
口を出す権利はない。
マイクロトフ
そ、それでは流民たちを
見殺しにするというのですか!
おれは、そんな・・・!
ゴルドー
話は終わりだ。
下がってよいぞ、
カミュー、マイクロトフ。
カミュー
はい・・・。
マイクロトフ
・・・・・。
ビクトール
よく怒らなかったな、
2主。
りっぱなもんだ。
フリック
ビクトール、
おまえのほうが先に
暴れそうだったぞ。
ナナミ
えらかったよ、
2主。
(街の外へ)
カミュー
おちけつ、マイクロトフ。
おまえ一人が行って
どうなるものでもないぞ。
マイクロトフ
しかし!!!
おれはたしかめたい。
やつらが!!
王国軍がミューズで
何をしているのか!!
止めないでくれ、
カミュー。
カミュー
分かった、止めんよ。
ふぅ。
・・・?
あ、これは、
2主様。
おはずかしいところを
見せてしまいました。
「はずかしくありませんよ。」 | 「いったい何が?」 |
カミュー お心づかい、痛み入ります。 マイクロトフのやつ 1人でミューズに行くと 言ってきかず・・・。 |
カミュー マイクロトフのやつが、 1人でミューズに行くと 言ってきかず・・・。 |
カミュー
2主様、
よろしければ・・・
マイクロトフをたのみます。
(ミューズへ)
ナナミ
あ、あれ・・・?
マイクロトフさんじゃない?
マイクロトフ
2主どの、
あなたもミューズへ
行かれるので?
ビクトール
まぁ、気になるからな。
やつら、流民たちを
つかまえて何をする気だ?
マイクロトフ
まったく分かりません。
ただ、何か悪しきことが
行われている・・・
そんな予感があるのです。
ご一緒させてください、
2主どの。
ともにミューズに行き
確かめましょう。
王国軍が何をしているのか。
ナナミ
もっちろんOKだよ、
ねっ?2主?
「いいよ。」 | 「いやだよ。」 |
↓へ | マイクロトフ 頼みます。 |
マイクロトフ おれはミューズへ行って 確かめねばなりません。 王国軍は何をしているのか! | |
マイクロトフ 2主どの、 おれも同行させてください。 |
マイクロトフ
ありがたい。
この恩、我が騎士の名に
かけて、忘れません。
ミューズ市が見えてきました。
ここからはしんちょうに・・・。
(ミューズ)
マイクロトフ
こ、これは・・・!?
ナナミ
・・・なに?
街の中から・・・光が!!!
ビクトール
これは・・・悲鳴だ!!
人間の悲鳴が聞こえる!!!
マイクロトフ
い、いったい・・・
これは・・・。
ルカ・ブライト
ふははははははは、
見ろ、美しいぞ!!!
ジョウイ
・・・・・・。
ルカ・ブライト
どうした、そう思わんか?
ジョウイ
・・・こんなことをして、
何になります。
ルカ・ブライト
フフ・・・
皇王に口答えか、義弟よ。
えらくなったものだな・・。
ジョウイ
・・・・・・・。
ルカ・ブライト
クク・・
『獣の紋章』よ、
やつらの魂をすいつくせ!
この薄汚れた大地を
清めるのだ!!
ジョウイ
・・・あなたは・・・
・・・まちがっている。
マイクロトフ
いったい何が・・・。
ビクトール
・・・とにかく
市内に入ってみようぜ。
フリック
おいおい、
どういうことだ・・
人の気配がしないぜ・・・。
男
ひ、ひぃ・・・
た、たすけ・・!
ビクトール
お、人だ!!
人がいたぞ!!!
王国兵
・・ん!?
待て!!
なんだ、貴様らは!!!
マイクロトフ
貴様らに名乗る名はない!
王国兵
なんだと、
あやしいやつらめ!
(王国兵とバトル)
マイクロトフ
だいじょうぶか?
いったい何があったのだ、
男
もんしょう・・
けものの・・・
もんしょうが・・・
みんな・・・
いけにえに・・・。
ビクトール
いけにえ・・・?
男
おれの・・妻も・・子供も・・
みな・・・・・・・・。
マイクロトフ
おい、しっかり
・・・くっ!!
おのれ、ルカ・ブライト!!!
この悪行!!
ゆるすわけにはいかない!!
フリック
獣の紋章だと・・・?
マイクロトフ
2主どの
ロックアックスに戻ります!
王国軍をけちらしてくれる!
王国兵
あそこだ、いたぞ!!
逃がすな!!
マイクロトフ
いそぎましょう、ここで
とらえられるわけには
いかない!!
(マチルダ)
ナナミ
なんとか、
戻ってこれたね・・・。
マイクロトフ
ああ・・・
しかし、
ミューズの市民たちを・・・。
2主どの
このことを報告すれば、
ゴルドー様も
わかってくださるはずです。
カミュー
もどったかい、
マイクロトフ。
無事でなによりだ。
マイクロトフ
ああ、とちゅうで
2主どのと
同行できたのでな。
これからすぐに
ロックアックス城へ
行くつもりだ。
カミュー
はないき荒いな。
何かあったのか?
マイクロトフ
あったとも!!
王国軍のやつら
何かとんでもないことを
している!!
カミュー
おちつけよ。
血気にはやるばかりが
騎士ではあるまい?
マイクロトフ
しかし!!
どいてくれカミュー、
どうしてもこの気持ちを
押さえられない!
カミュー
やれやれ、困ったものだ。
ゴルドー
何事だ、マイクロトフ。
マイクロトフ
我が青騎士団だけでも、
ミューズへ出撃
させてください。
ゴルドー
王国軍は我らと
争う気はないのだぞ。
それをわざわざ・・・・。
マイクロトフ
王国軍は罪もない人々の命を
うばっています!
我らは、見て見ぬふりを
するなどできないはずです!!
騎士のほこりにかけて!!!
ゴルドー
おまえが何を
見てきたのか知らんが、
我ら騎士団には
この領地を
おさめる義務がある。
マイクロトフ
王国軍がこのまま、
手をだしてこないという
保証はありません。
いえ、同盟の他の
都市が落ちれば、
いずれルカ・ブライトは、
我らに牙をむきます!!!
ゴルドー
貴様!
いいかげんにしろ!!!
貴様はこのわしに
その胸のエンブレムにかけて
忠誠の誓いを立てたのでは
なかったのか?
誓いを破るのが
『騎士の誇り』か?
マイクロトフ
くっ・・・
おれは・・・・・・・
このエンブレムにかけて
誓いをたてた・・・・。
たしかにこれはおれの
『騎士の誇り』だ・・・・・。
ゴルドー
そうであろう。
わかったのなら、
とっとと下がれ。
目障りだ!!!
マイクロトフ
誓いを破るのは・・・・・・
忠誠の誓いを破るのは
騎士としての最大のはじ・・。
だが・・・・・・!!
ゴルドー
貴様・・・
分かっているのか!!
エンブレムを捨てるという、
その意味が!!
マイクロトフ
おれは・・・・・
おれは・・・・
おれは!!!!
騎士である前に人間だ!!!!
騎士の名など、
いらない!!!!
はじにまみれるのも、
甘んじて受ける!!!
だが、やつらをゆるすことなど
できない!!!
命が無駄に費やされるのを
見過ごすことなど
できない!!!
ゴルドー
き、貴様ぁ!!!
誓いを
破るというのか!!!!!
カミュー
マイクロトフ、
しようのない奴だな。
ちょっとは頭を冷やせ。
ゴルドー
良いところに来たカミュー。
その男を捕らえろ!!
牢にぶちこんでくれるわ。
カミュー
マイクロトフをとらえる?
それはできませんね。
ゴルドー
なにを言って・・・?
カミュー
私も、
彼にならいましょう。
ゴルドー
貴様も・・・
エンブレムを捨てるか!!
カミュー
これで、
私も反逆騎士です。
あなたの命にしたがう
理由はありません。
マイクロトフ
カミュー・・・・・・。
カミュー
2主様、
私とマイクロトフの2名、
デュナン軍の末席に
お加えください。
騎士の名はなくとも、
われらには剣の技と
心があります。
必ずや、あなたの力と
なりましょう。
ゴルドー
き、貴様らぁぁ!!
な、何を言っておる!!!!!
おい、おまえら!
こいつら全員捕らえろ!!!!
騎士
・・・・・。
騎士2
・・・・。
ゴルドー
ほら、はやくしろ!!
おまえら!!!!!
騎士3
カミューさま、
マイクロトフさま、
私も、
あなたたちについていきます。
ともに戦わせてください。
マイクロトフ
お、おまえ・・・・・・・・。
騎士
おれも、ついていきます。
騎士2
・・・私も。
ゴルドー
お、おのれぇーーーーー!
おまえら一握りの騎士が
寝返ったところで
どうなるというのだ!!!
思い知らせてくれるわ!!!!
マイクロトフ
・・・すまない、みんな。
2主どの、
これ以上この城に
長居は無用です。
ビクトール
どうやら逃げた方が
よさそうだ。
(外)
マイクロトフ
ゴルドーが兵を率いてくる前に
脱出しましょう。
カミュー
マイクロトフ、
おまえは
2主様と
いっしょに行け。
私は、他の騎士たちにも
話をしてくる。
少しでも味方を
ふやしておこう。
裏切りをすすめるのは
気が重いがな。
マイクロトフ
気をつけろよ。
カミュー
ああ、すぐに追いつくさ。
マイクロトフ
それでは、いそぎましょう。
(マチルダへの道)
マイクロトフ
よし、ここまでくれば
一安心だ。
ナナミ
ふーーー、
なんか逃げ回ってばっかりで
つかれちゃったね。
騎士
マイクロトフさま、
追手が現れました!!!!
マイクロトフ
なんだと!
この人数じゃ・・・・・!
ナナミ
えぇ・・・!!!!
だいじょうぶ、
なんとかなるよ
戦おう!!!
シュウ
お迎えにあがりました、
2主どの。
ナナミ
シュウさん!!!!!
よかった、
これで追手を
やっつけられるね!!!
シュウ
その必要はない。
あれを見てみろ。
カミュー
待たせたなマイクロトフ。
おおぜい
味方に引きぬいてきた。
これだけいれば
ずいぶん力になるだろう。
マイクロトフ
カミュー、おまえ・・・。
しかし、よくこれほどの数の
騎士を・・・。
カミュー
ゴルドーのやり方に
みんな、
イヤケがさしていたのさ。
赤騎士団と青騎士団の
ほぼ半数が、
ついてきてくれた。
騎士
カミューさま、
マイクロトフさま、
我ら、どこまでも
あなたがたについていきます!
騎士2
ああ!
おれたちにも
見せ場がほしいよな!!
マイクロトフ
おまえたち・・・・。
カミュー
ん?
マイクロトフ、
泣いているのか?
マイクロトフ
な、泣いてなどいない!!!
泣いてなどいないぞ!!!
シュウ
カミューどの、
マイクロトフどのですな。
マイクロトフ
お初にお目にかかります。
元マチルダ騎士団、青騎士
団長マイクロトフです。
カミュー
同じく、元赤騎士団団長
カミュー。今は、
ただのやどなし騎士さ。
シュウ
デュナン軍は、
お二方を歓迎しますよ。
2主どの
そろそろここを離れましょう。
長居は無用です。
(城の大広間)
シュウ
2主どの、
いま間者から
報告がありました。
ハイランドと
マチルダ騎士団との間に、
協力関係が生まれそうです。
ビクトール
協力関係というと・・・。
クラウス
ハイランドと
マチルダが協力して、
我々と戦うということです。
カミュー
ありえますね。
ゴルドーは勝てる方に
つくでしょうから。
シュウ
もしそうなったなら、
我々に
勝ち目はありません。
これまでやってきたことが
全て意味を失う。
ナナミ
そ、それって・・・。
キバ
デュナン軍は追いつめられ、
ここにいる全員、
死ぬということだな。
ナナミ
そ、そんなのやだよ!!
ダメ!!ぜったいダメ!!
シュウ
それをさせないためには・・・
協定が成立するまえに、
マチルダ騎士団領に
攻め込むのです。
テレーズ
・・・・・・こちらから、
攻撃ですか。
シュウ
今を逃せば、我々は敗れる。
フリック
勝てるのか?
シュウ
赤・青騎士団のほとんどが
我々に
味方しているとは言え、
それでも大きなかけだ。
2主どの、
ご決断を。
「マチルダに攻め込もう。」 | 「考えさせてくれ・・・。」 |
↓へ | シュウ お急ぎください。 シュウ |
シュウ
・・・全軍、出陣。
マチルダ騎士団領、
ロックアックスを目指す!
(マチルダ)
ゴルドー
なに?デュナン軍が
国境に現れただと?
騎士団兵士
はっ。
カミュー、マイクロトフも
敵方に・・・。
ゴルドー
恩知らずどもが、
がんくびをそろえてお出ましか。
テレーズ
・・・来ました。
敵です。
シュウ
この戦いは、負けられません。
各自、死力をふりしぼって
ください。
カミュー
マイクロトフ、
顔見知りも敵方にいるな。
だいじょうぶか?
マイクロトフ
心配するな。迷いはない。
ゴルドー
ゴミどもが!!
ふみつぶせ!!!!!!
マイクロトフ
道をあけろっ!!
(ゴルドーとのバトル)
ゴルドー
バカな・・・
あんな連中に
我が騎士団が・・・!
騎士団兵士
ゴルドー様・・・。
ゴルドー
・・・城内まで引け!!
マチルダは、降伏などせん!!
クラウス
敵は城内へ
逃げこむようです。
シュウ
追うんだ。
ゴルドーを捕らえ、勝利を
宣言(せんげん)する。
キバ
城内での戦いですか・・・。
向こうも死力をつくしてくる。
こちらも腹を
くくりませんとな。
ナナミ
2主、私も!!
私も行くから!!
ビクトール
ナナミ、お前は残れ。
今度ばかりは、
危険が大きすぎる。
ナナミ
えーーーーーー
やだ、やだ、やだ!!
私も一緒に行く!!
いいよね、
2主。
「いいよ。」 | 「来ちゃダメだ。」 |
ナナミ さっすが、2主。 話が分かる!! |
ナナミ |
テレーズ
2主様・・・
ご無事で・・・。
フリック
心配するな、
おれたちがついてる!!
ビクトール
よぉし、行こうぜ、
2主!!
騎士団兵士
来たぞ、2主だ!
城には一歩も入れさせるな!!
フリック
向こうも必死だな、
気を抜くなよ!!
ナナミがついてきた場合 | ナナミがついてこない場合 |
ナナミ 2主、 修行の成果をみせるよ! |
↓へ |
カミュー
マイクロトフ、手を抜くなよ。
(マチルダ騎士団とのバトル)
騎士団兵士
マチルダの誇りを
見せてやれ!!
ゴルドー
ええい、何をしている!
それでも栄誉ある
マチルダ騎士か!?
(マチルダ騎士団とのバトル)
マイクロトフ
2主どの!
城門が開きました!!
ロックアックス城の中へ
入れます!!
ゴルドー
ぬぅぅぅ、
デュナン軍のやつら、
城に入ってきおったか・・・
騎士団兵士
ゴルドー様、
お逃げください!!
この城はもうダメです!
ビクトール
ゴルドー!!
見つけたぜ!!
ナナミがついてきた場合 | ナナミがついてこない場合 |
ナナミ |
↓へ |
フリック
捕まえるんだ、
2主!
ゴルドー
ぬぅぅぅ、こんなやつらに
いいようにされてたまるか!!
(ゴルドーとのバトル)
ゴルドー
うぉぉぉ・・・・!!
テレーズ
だいじょうぶでしょうか・・?
2主様たちが
城に入って、
ずいぶんたちますが・・・。
アップル
・・・!
旗(はた)が!!
私たちの旗が、
城にかかげられます!!
クラウス
・・やってくれたようですね。
私たちの勝ちです。
デュナン軍兵士
うぉぉぉぉぉ、勝った!!
勝ったぞ!!!
デュナン軍兵士2
ロックアックスが落ちた!!
おれたちがやったんだ!!
シュウ
・・これで・・・
我々は王国軍と
正面から戦える。
この勝利は大きい・・・。
デュナン軍兵士
あっ、2主様!
2主様が
城から出てこられたぞ!!
シエラ
ふむ、ゴルドーを
捕らえたようじゃの・・・。
キバ
2主どの・・!
よくぞご無事で・・・・!!
「ただいま!」 | 「みんな、大丈夫?」 |
(どっちも同じ) |
ナナミがついてきた場合 | ナナミがついてこない場合 |
クラウス 予定したよりも、 こちらのひがいは 小さかったようです。 みな、よくやってくれました。 |
ナナミ |
(城の大広間)
テレーズ
あ、2主様。
お待ちしておりました。
シュウ
2主どの。
王国軍はミューズをすて、
ハイランド領内に
引き上げました。
今、グリンヒルとマチルダの
2方向から攻められたら、
ふせぎきれないと
判断したのでしょう。
ビクトール
まぁ、ほぼ壊滅した街だからな。
軍隊がとどまることも
むずかしかったんだろう。
シュウ
しかし、体勢を立て直したら
再び攻め寄せてくるのは
確実です。
デュナン軍の
軍師として
助言いたします。
いまこそ、
ハイランドに攻め込み全ての
争いの元をたつべきです。
「争いの元って・・・?」 | 「・・・・・・・。」 |
↓へ | シュウ 迷っているのですか、 2主どの? あなたにも戦う理由は わかるはずです。 |
シュウ
ハイランドと都市同盟は
互いに大きく
なりすぎたのです。
この地で生き残るには
互いに戦う以外に
道はなかった。
それは歴史が
証明しています。
2主どの、
ハイランド侵攻の命を
くだしてください。
「わかった・・・。」 | 「・・・・・・・。」 | 「いやだ・・・。」 |
シュウ ありがとうございます、 2主どの。 すぐに準備を整えさせます。 |
シュウ 心を・・・決めかねますか? ・・・私は、あなたが デュナン軍の リーダーとして、多くの人々を 率いるものとして、 ただしい選択をしていると 信じています。 2主どの、 |
シュウ 2主どの、 |
(ハイランド)
ジル
白狼軍が・・・
動くのですね。
ジョウイ
もうすでに皇都を出立した。
ほどなく、
デュナン軍と
決戦になる。
ジル
・・・ハイランドは、
勝てますか?
ジョウイ
・・・まともにぶつかれば。
彼らは今のルカ・ブライトを
知らない。
おそらく王国軍が勝つ。
まともにぶつかれば・・・ね。
ジル
・・・ジョウイ・・?
・・あなたの・・・右手・・・
・・・紋章が!!
ジョウイ
クッ・・・・・!
ジル
・・・ジョウイ!?
どうしたのですか!?
ジョウイ
・・・気にするな。
ジル・・・
ここにいてくれ。
僕が気を失わないよう・・。
ジル
・・・汗が・・熱も・・!
お医者様を・・・!
ジョウイ
・・・呼ぶな!!
ジル
・・・・・!
ジョウイ
戦いを・・終わらせるんだ。
この紋章の力が・・・
戦いを終わらせる。
ジル
・・・ジョウイ・・・
あなたは・・・・・・。
ビクトールと話す | フリックと話す | ナナミと話す | 他の仲間と話す | 大広間から出る |
ビクトール よぉ、2主、 やっとこさ最後の戦いだな。 まぁ、あまりかたくならずに 気楽にいこうや、気楽ににな! |
フリック ここまで来たんだ、 この戦い、最後まで見届けて やるぜ。 行こう、2主、 外で兵たちが待ってるぜ。 |
ナナミ 2主・・・ ハイランドには、 ジョウイが・・・。 |
↓の選択肢へ | - |
アップルと話す | テレーズと話す | シエラと話す | 他の仲間と話す | 大広間から出る |
アップル 王国軍は、 まだ余力があります。 あくまで対等になったと いうだけです。 油断は禁物ですよ。 |
テレーズ 2主様・・・。 ご武運(ぶうん)を お祈りします。 |
シエラ ふむ・・・。 このところようやく男の顔に なってきおったのぉ。 もう2〜3年したら、 わらわが直々に 血を吸ってやってもよいぞ。 |
↓の選択肢へ | - |
キバと話す | クラウスと話す | マイクロトフと話す | カミューと話す | 他の仲間と話す | 大広間から出る |
キバ ルルノイエへ・・・ 攻め込むのですな。 心配なさるな、 きおくれなど、 しておりません。 |
クラウス 2主様・・・。 私は最後まで、 おつきあいします。 |
マイクロトフ 2主どの、 外で兵たちが待っています。 行きましょう。 |
カミュー さて、行きますか 2主様。 最後の戦いですね。 |
↑↑の選択肢へ | - |
兵士
2主様だ・・!
兵士2
2主様、
行きましょう!!
この戦いに決着をつける、
そのために!!!
兵士3
絶対に勝とう!!
絶対に勝とうぜ、みんな!!!
シュウ
2主どの、
すでに出陣の用意は
整っております。
目指すはハイランドの皇都、
ルルノイエ。この一戦で
勝負をつけます。
どうか、
出陣の合図をお願いします。
「うん。」 | 「ちょっと待って・・・。」 |
↓へ | シュウ お早くお願いします、 2主どの。 シュウ |
シュウ
この一戦にて長き戦いに
終止符をうつ!!
ビクトール
おうよ!!
これで、
戦いを終わらせるんだ!!!
フリック
この剣にかけて、
我らに勝利を!!!!
マイクロトフ
我が名にかけて、
我らに勝利を!!!!
カミュー
騎士の誇りにかけて!!
我らに勝利を!!!!
キバ
全ての民のため!!
我らに勝利を!!!!
「行こう、ルルノイエへ!!」
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