幻想水滸伝3 演劇 マッチ売りの少女
父親からいじめられ、マッチ売りでくらしている少女の物語。
空腹をかかえ、雪の町をさまよう少女は暖を求めてマッチをする。その火がてらしだしたものとは・・・
けなげに生きる少女の姿に、客席からは今日もすすり泣きの声が。
「台本」はまともにしゃべるキャラのセリフを参考にしてます。セリフが台本とあまり変わらない場合、「台本と同じ」にしています。
台本と同じセリフだけのキャラ(ルシア、サムス、パーシヴァル、クイーン、フッチ、フランツ、ジョアン、ムーア)は省きました。
台本 | ヒューゴ | クリス | ゲド | |
ナレーション | 今日は一年の最後の日、おおみそかです。 バスケットにどっさりとマッチをかかえた 女の子が一人、雪の降る夜の町を寒そうに 歩いています。 |
- | - | ・・・・おおみそかだ。 |
少女 | あの・・マッチはいかが? | あの・・マッチはいりませんか? | あの、マッチはいかが。 | - |
通行人1の子供 | うわ、なんだあ、この子。 | 台本と同じ | - | - |
通行人1 | どいてくれ、急いでいるんだ。 | - | - | - |
ナレーション | 今日はまだ、一本もマッチは売れていません。 銀貨一枚も稼いでいないのだから、家に帰れば またおとうさんにぶたれてしまうでしょう。 |
- | - | ・・・・・・・ |
少女 | ・・・寒い。 ・・そうだ、マッチを・・ おばあさん・・? おばあさん! |
寒いな。 ・・そうだ、マッチを擦ろう。 おばあさん・・? おばあさん! |
マッチをすりましょう。 お、おばあさん。 |
- |
幻影おばあさん | ・・・・・・・・・ | - | 台本と同じ | - |
少女 | おばあさん・・天国から来てくれたのね? お願い、私もおばあさんのところへ 連れていって。 |
おばあさん・・天国から来てくれたんだね? お願い、おれもおばあさんのところへ 連れていってくれ! |
天国へつれていってくれ。 | - |
幻影おばあさん | ・・・・・・・ | - | 台本と同じ | - |
少女 | マッチが売れないと、お父さんがぶつの。 ・・・お願い、もうここにはいたくない。 おばあさん、私を神様のところへ連れていって。 |
マッチが売れないと、お父さんがぶつんだ! お願いだ!おばあさん、おれを神様ところへ 連れていってくれ!! |
お、おねがいだ。つれていってくれ。 | - |
ナレーション | 少女は光に包まれて、空へ昇って行きました。 少女がどんなにきれいなものを見たか、 どんな喜びに包まれて新年を迎えたか・・ 町の人達には分かるはずもありませんでした。 |
- | - | ・・・・・・女の子は死んだ。 |
フレッド | リコ | ビッキー | ジョー軍曹 | |
ナレーション | やあ、良い子のみんな、元気かな。 フレッド・マクシミリアンだ。 ところで、劇中はおおみそかの風景だ。 女の子が一人で歩いているぞ。 |
- | - | 今日は一年の最後の日、おおみそかだ・・ バスケットにどっさりとマッチをかかえた 女の子が一人、雪の降る夜の町を寒そうに 歩いている。 |
少女 | マッチはどうだ? 安くしておくぞ。 |
- | あの・・マッチはいかが??? | マッチでもどうだ? |
通行人1の子供 | - | う、うわああああああ。 ななななんだあ、この子。 |
だ、だれ??? あなた、だれ??? |
- |
通行人1 | すまん、 急いでいるのだ! |
- | - | 台本と同じ |
ナレーション | いまだに一本のマッチも売れてはいない。 このまま家に帰ったなら、 悪い父親にぶたれてしまうんだ。 まったく、ひどい親もいたものだ。 おれがこの子なら、逆に成敗してやるんだがな。 |
- | - | 今日はまだ、一本もマッチは売れていない。 銀貨一枚も稼いでいないのだから、家に帰れば また父親に殴られてしまう・・・ |
少女 | ああ、寒い!! そうだ、マッチを擦ればいいんだ!! 祖母どの? 祖母どのじゃないか!! |
- | ・・・ええっと・・・ そうだ、マッチを・・!! 誰・・・・? あなたは・・・・誰????? |
・・冷えてきたな。羽毛が凍っちまう。 ・・そうだ、マッチを・・ ばばさま・・? ばばさまか? |
幻影おばあさん | - | 台本と同じ | え、おばあさん??? わたし、ビッキーだよ??? |
台本と同じ |
少女 | 祖母どの・・天国から来てくれたのですか!? ああ、わたしも天国へ連れていってくれ!! |
- | あなたは・・・・・・・誰???? | ばばさま・・天国から来てくれたのか? ・・・頼む、おれも連れていってくれ。 おれにはここは・・狭すぎる。 |
幻影おばあさん | - | 台本と同じ | だから、わたしビッキーだよ??? おばあさんじゃないよ??? |
台本と同じ |
少女 | マッチが売れないと、父上がぶつのだ!! ・・祖母どの、わたしを天国へ連れていって くれ!! |
- | ええっと・・・・・・ここはどこ??? | 地上は飽きちまった。 おれには空の上が似合ってる・・ ・・頼む、ばばさま! |
ナレーション | 少女は光に包まれて、空へ昇って行った。 だが、少女は死ぬべきではなかったとおれは 思う。なぜ、なぜ戦わず死を選んだんだ! 生は、戦って勝ち取るものだ! |
- | - | 少女は光に包まれて、空へ昇って行った。 少女がどんなにきれいなものを見たか、 どんな喜びに包まれて新年を迎えたか・・ 町の人間達には分かるはずもないだろう? |
フーバー | アイラ | ロラン | リリィ | リード | |
ナレーション | キュィィィ・・・ | - | 台本と同じ | 今日は、おおみそか。 バスケットにマッチをかかえた 貧乏くさい女の子が一人で、 夜の町を歩いています。 |
・・今日は一年の最後の日、 おおみそかです。 バスケットにどっさりとマッチをかかえた 女の子が一人・・ ・・雪の降る夜の町を 寒そうに歩いています。 |
少女 | - | マッチはいかが? | - | マッチどう?マッチ。 | - |
通行人1の子供 | - | うわ、なんだあ、この子。 汚い服を着ているなあ。 |
- | - | 台本と同じ |
通行人1 | - | - | どいてくれませんか? 急いでいるのですが。 |
どいてくれない? わたし、急いでるんだけど。 |
- |
ナレーション | キュィィィ・・・・ | - | 台本と同じ | 今日はまだ、一本もマッチは売れてません。 銀貨一枚も稼いでいないのだから、家に帰れば またおとうさんにぶたれてしまうの。 |
今日はまだ、一本もマッチは ・・・売れていません。 銀貨一枚も稼いでいないのだから、 家に帰ればまた・・・ おとうさんにぶたれてしまうでしょう。 |
少女 | - | 寒い。 そうだ、マッチを擦ろう。 おばあさん!? 死んだはずのおばあさん!? |
- | ああ、寒いわ。 そうだ、売り物のマッチを擦ればいいんだ。 おばあさん、おばあさん。 |
- |
幻影おばあさん | - | - | - | なんであなたにおばあさん呼ばわりされなきゃ なんないのよ!!!! |
・・・・・・・ううっ |
少女 | - | 台本と同じ | - | おばあさん、死んだはずなのに蘇ったのね。 すごいじゃない。 |
- |
幻影おばあさん | - | - | - | だからおばあさん扱いはやめてよ!!! | ・・・・・・・うううぅ |
少女 | - | 台本と同じ | - | わたしにその秘術を教えてくれないかしら? 大丈夫、払うものは払うから、安心しなさい。 |
- |
ナレーション | キュィィィ・・・・・・ | - | 台本と同じ | 少女は光に包まれて、空へ昇って行っちゃった。 少女がどんなにきれいなものを見たか、 どんな喜びに包まれて新年を迎えたか、 町の人達には分かるはずもありませんでした。 |
グスッ・・・・少女は・・・・・・光に包まれて、 空へ昇って行きました。 少女がどんなにきれいなものを見たか・・・・ グスッ・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ グスグスッ・・・・・ どんな喜びに包まれて新年を迎えたか・・・・ 町の人達には・・・・・・・・・ 分かるはずもありませんでした。 |
エース | レオ | ビッチャム | ボルス | |
ナレーション | 今日は一年の最後の日、おおみそかだ。 バスケットにどっさりとマッチをかかえた 女の子が一人で雪の降る夜の町を寒そうに 歩いてるぜ。 |
今日は一年の最後の日、おおみそかだ。 バスケットにどっさりとマッチをかかえた 女の子が一人で雪の降る夜の町を寒そうに 歩いている。 |
今日は一年の最後の日、おおみそかだ。 バスケットにどっさりとマッチをかかえた 女の子が一人で雪の降る夜の町を寒そうに 歩いている。 |
台本と同じ |
少女 | - | - | - | - |
通行人1の子供 | - | - | - | なんだお前は。 |
通行人1 | どいてくれよ、 おれは仕事で、急いでるんだ。 |
台本と同じ | 台本と同じ | - |
ナレーション | 今日はまだ、一本もマッチは売れていない。 まぁ、楽な商売なんてないがな。 だが、銀貨一枚も稼いでいないのだから、 家に帰れば父親になぐられるんだ。 |
今日はまだ、一本もマッチは売れていない。 銀貨一枚も稼いでいない。 このまま家に帰れば、また父親に 殴られてしまう。 |
今日はまだ、マッチ一本も売れてはいない。 銀貨一枚も稼いでいないのだから、家に帰れば また父親にぶたれてしまう。 |
台本と同じ |
少女 | - | - | - | - |
幻影おばあさん | - | - | - | - |
少女 | - | - | - | - |
幻影おばあさん | - | - | - | - |
少女 | - | - | - | - |
ナレーション | 少女はばあさんに連れられて天国へ行った。 これってハッピーエンドなのか? |
少女は光に包まれて、空へ昇って行った。 少女がどんなにきれいなものを見たか、 どんな喜びに包まれて新年を迎えたか、 町の人間達には分からなかった。 |
少女は光に包まれて、空へ昇って行った。 少女がどんなにきれいなものを見たか、 どんな喜びに包まれて新年を迎えたか、 町の人達には分かるはずもなかった。 |
台本と同じ |
ジャック | ジョーカー | デューク | ガウ | |
ナレーション | ・・・・・・・・・・・ | 劇中はおおみそかだ。 バスケットにどっさりとマッチを入れた 女の子が、雪の降る夜の町を寒そうに歩いている。 |
今日は一年に一度の最後の日。 売れないマッチを山ほど抱えた女の子が 雪の街にたたされている。 |
雪の日に女の子がマッチを売ってる。 |
少女 | - | - | - | - |
通行人1の子供 | - | - | - | - |
通行人1 | ・・・どいてくれ・・・ | どいてくれんかね? 急いでるんだが。 |
どけよ、急いでるんだ。 | ・・・道をあけろ。 |
ナレーション | ・・・・・・・・・・・・・・ | 今日はまだ、一本もマッチは売れとらん。 銀貨一枚も稼いでいないのだから、家に帰れば また父親に殴られる。 |
今日はまだ、一本もマッチは売れてねぇ。 稼ぎがないまま家に帰れば、 オヤジに殴られる。 ひでぇ父親だな。 |
一本も売れない。 |
少女 | - | - | - | - |
幻影おばあさん | 台本と同じ | - | - | - |
少女 | - | - | - | - |
幻影おばあさん | 台本と同じ | - | - | - |
少女 | - | - | - | - |
ナレーション | ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・かわいそうだな、この子。 |
少女は光に包まれて、空へ昇って行った。 少女がどんなにきれいなものを見たか、 どんな喜びに包まれて新年を迎えたか、 町の人達には分かるはずもない。 |
少女は死んじまった。 少女がどんなにきれいなものを見たか、 どんな喜びに包まれて新年を迎えたか、 おれ達には解るはずもない話だ。 |
少女は昇って行ったとさ。 |
エレーン | ニコル | トーマス | セシル | |
ナレーション | 今日は一年の最後の日、おおみそか。 バスケットにどっさりとマッチをかかえた 女の子が一人、雪の降る夜の街を 寒そうに歩いている。 |
今日は、一年の最後の日、 おおみそかです。 バスケットに、どっさりと、 マッチをかかえた 女の子が一人、雪の降る、 夜の町を、寒そうに、 歩いています。 |
きょ、今日は一年の最後の日、 おおみそかです。 バスケットにどっさりとマッチをかかえた 女の子が一人、雪の降る夜の町を 寒そうに歩いています。 |
今日は一年の最後の日、おおみそかです! バスケットにどっさりとマッチをかかえた 女の子が一人、雪の降る夜の町を寒そうに 歩いています!! |
少女 | - | - | あ、あの・・ マッチはいかがですか? |
マッチはいかがですか!? |
通行人1の子供 | - | - | こ、この子、 なんでしょう? |
うわ、なんだあ、この子!!! |
通行人1 | - | 台本と同じ | - | - |
ナレーション | 今日はまだ、一本もマッチは売れていない。 銀貨一枚も稼いでいないのだから、 家に帰れば またおとうさんにぶたれてしまうだろう。 |
今日はまだ、一本も マッチは、売れていません。 銀貨一枚も、 稼いでいないのだから、 家に帰れば、またおとうさんに ぶたれて、しまうでしょう。 |
台本と同じ | 今日はまだ、一本も マッチは、売れていません!! 銀貨一枚も稼いでいないのだから、 家に帰れば、 またおとうさんにぶたれてしまいます!! |
少女 | あーーあ、しめっぽいね。 マッチすっちゃおう。 あれ?おばあちゃん? おばあちゃんじゃない。 |
- | ・・寒いな。 ・・そうだ、マッチをすろう・・ おばあさん・・? おばあさん! |
寒い! マッチを擦ろうっと!! おばあさん!? おばあさん!! |
幻影おばあさん | - | - | - | 台本と同じ |
少女 | おばあちゃん・・化けて出たんだね? そうだ、わたしもおばあちゃんのとこへ 連れていってよ。 |
- | おばあさん・・ 天国から来てくれたんですね? お願いです、僕もおばあさんのところへ 連れて行ってください。 |
おばあさん、天国から来てくれたのね!? お願い、私もおばあさんのところへ 連れて行って!! |
幻影おばあさん | - | - | - | 台本と同じ |
少女 | ここ、寒いんだ。 私を神様のところへ連れていってよ。 |
- | マッチが売れないと、 お父さんがぶつんです、 ・・・お願いです。 もうここにはいたくありません。 おばあさん、 僕を神様のところへ連れていってください。 |
マッチが売れないと、 お父さんがぶつんです! そんなのいやです! おばあさん、 私を神様のところへ連れて行って! |
ナレーション | 少女は光に包まれて、空へ昇って行った。 少女がどんなにきれいなものを見たか、 どんな喜びに包まれて新年を迎えたか、 町の人達には分かるはずもなかったとさ。 |
少女は、光に、包まれて、 空へ、昇って、行きました。 少女が、どんなに、 きれいなものを見たか、 どんな、喜びに、包まれて、 新年を迎えたか、町の、人達には、 分かるはず、ありませんでした。 |
しょ、少女は光に包まれて、空へ昇りました。 少女がどんなにきれいなものを見たか、 どんな喜びに包まれて新年を迎えたか・・ 町の人達には分かるはずも ありませんでした。 |
少女は死にました!! 少女がどんなにきれいなものを見たか、 どんな喜びに包まれて新年を迎えたか・・ 町の人達には分かりませんでした!! |
ブライト | デュパ | シバ | バズバ | |
ナレーション | キュイイイインン!!! | 今日は一年の最後の日、おおみそかだ。 バスケットにどっさりとマッチをかかえた 女の子が一人で雪の降る夜の町を寒そうに 歩いている。 |
今日はおおみそかだ。 バスケットにどっさりとマッチをかかえた 人間の女の子が、夜の街を歩いておった。 |
今日はおおみそかだ。 バスケットにどっさりとマッチをかかえた 人間の女の子が、夜の町を寒そうに 歩いている。 |
少女 | - | - | - | - |
通行人1の子供 | - | - | - | - |
通行人1 | - | どいてもらおう、急いでいるんだ。 | 台本と同じ | どけ、急いでるんだ。 |
ナレーション | キュイイイイ・・・ | 今日はまだ、一本もマッチは売れていない。 銀貨一枚も稼いでいないのだから、家に帰れば また父にひどいめにあわされるだろう。 |
今日はまだ、一本もマッチは売れていない。 稼ぎがないため、このまま家に帰ると また父親にぶたれてしまうだろう。 |
今日はまだ、 一本もマッチは売れていない。 かせぎもないまま家に帰れば また父親に殴られてしまう。 |
少女 | - | - | - | - |
幻影おばあさん | - | - | - | - |
少女 | - | - | - | - |
幻影おばあさん | - | - | - | - |
少女 | - | - | - | - |
ナレーション | キュイイイイ・・・・・ | 少女は光に包まれて、空へ昇って行くのだった。 少女がどんなにきれいなものを見たか、 どんな喜びに包まれて新年を迎えたか・・・ 町の人達には分かるはずもなかっただろう。 |
少女は死んだ。 だが、雲の上で祖母とともに 平和に暮らしたのだ。 |
少女は光に包まれて、空へ昇って行った。 少女がどんなにきれいなものを見たか、 どんな喜びに包まれて新年を迎えたか、 町の人達には分かるはずもなかった。 |
ササライ | ルビ | アヤメ | サロメ | ワタリ | |
ナレーション | 台本と同じ | ギチギチギチ・・・ ギチギチ・・・ギチギチギチ・・・ |
今日はおおみそか。 マッチ売りの女の子が歩いている。 |
台本と同じ | - |
少女 | 台本と同じ | - | - | - | - |
通行人1の子供 | ごめんね。 | - | - | - | - |
通行人1 | - | - | 台本と同じ | どいていただけますか? 急いでおりますので。 |
・・・・・ |
ナレーション | 台本と同じ | ギチギチギチ・・・ ギチギチ・・・ギチギチギチ・・・ |
今日はまだ、一本もマッチは売れていない。 | 台本と同じ | - |
少女 | 台本と同じ | - | - | - | - |
幻影おばあさん | - | - | 台本と同じ | 台本と同じ | - |
少女 | 台本と同じ | - | - | - | - |
幻影おばあさん | - | - | ・・・だれがばあさんだって・・? | 台本と同じ | - |
少女 | 台本と同じ | - | - | - | - |
ナレーション | 台本と同じ | ギチギチギチ・・・ ギチギチ・・・ギチギチギチ・・・ |
少女は死んだ。ひどい話ね。 | 台本と同じ | - |
メルヴィル | アラニス | ワイルダー | レット | |
ナレーション | 台本と同じ | 台本と同じ | 台本と同じ | きょ、今日は、一年の最後の日です。 |
少女 | あの、マッチはいりませんか? | 台本と同じ | - | - |
通行人1の子供 | 台本と同じ | なに、この子? | - | - |
通行人1 | - | - | ごめん、 急いでるから。 |
急いでるからどいてーー |
ナレーション | 台本と同じ | 台本と同じ | 台本と同じ | きょ、今日はまだ、 一本もマッチは売れていません。 このまま家に帰っちゃうと、怖いお父さんに ぶたれてしまうんです。 |
少女 | 寒いな。 そうだ、マッチを擦ろう。 おばあさん? おばあさん! |
寒いわ。 ・・そうだ、マッチを・・ おばあさん・・? おばあさん! 助けに来てくれたの? |
- | - |
幻影おばあさん | - | - | - | |
少女 | おばあさん、天国から来てくれたんだね? お願い、僕もおばあさんのところへ 連れて行って。 |
おばあさん、お願い、お願い・・! 私もおばあさんのところへ 連れていって。 |
- | - |
幻影おばあさん | - | - | - | - |
少女 | マッチが売れないと、お父さんがぶつんだ。 お願いだ、もうここにはいたくない。 おばあさん、僕を神様のところへ連れて行って。 |
マッチが売れないと、お父さんがぶつの。 ・・お願い、おばあさん。 もうここにはいたくない。 おばあさん、私を神様のところへ連れていって。 |
- | - |
ナレーション | 台本と同じ | 台本と同じ | 台本と同じ | 女の子はおばあさんと一緒に、 空へのぼっていきました。 街の人たちには何にも分かりませんでした。 |
ナッシュ | メル | ベル | 犬5匹 | |
ナレーション | 今日は一年の最後の日、おおみそかだ。 バスケットにどっさりとマッチをかかえた 女の子が一人で雪の降る夜の町を寒そうに 歩いている。 |
今日はおおみそかです。 マッチをかかえた女の子が、 夜の街を歩いています。 |
台本と同じ | ・・・・・・・・クゥゥゥゥ・・・ (コロク) |
少女 | - | あのさ、マッチ買わない? | あの・・マッチはいかがですか? | - |
通行人1の子供 | - | うわ、なに、この子!? | まあ、なんでしょう。 この子はいったい。 |
・・・アイエオ〜 ・・・・・アイエオ〜 (コゴロウ) |
通行人1 | すまないけど、どいてくれ。 急いでるんだ。 |
- | - | ・・・ホゥゥゥ・・・ (コサンジ) |
ナレーション | 今日はまだ、一本もマッチは売れていない。 銀貨一枚も稼いでいないのだから、 家に帰ればまた父親に殴られるだろう。 |
今日はまだ、マッチは売れていません。 家に帰ればおとうさんにぶたれるでしょう。 |
今日はまだ、一本もマッチは売れていません。 銀貨一枚も稼いでいないのだから、家に帰れば またおとうさんにぶたれてしまうでしょう・・ ひどいお父さんですね・・・ |
・・・・・・・・・・・ (コロク) |
少女 | - | 寒い! そうだ、マッチすっちゃえ!! ばあちゃん!? ばあちゃんだ!!! |
寒いですね。 そうだ、マッチを・・ あれ、おばあさん・・? おばあさん!? |
- |
幻影おばあさん | 台本と同じ | 誰がおばあさんよ!! | お、おばあさんじゃないですよ。 | ・・・・ハゥゥゥ・・・ (コーイチ) |
少女 | - | ばあちゃん、寒いよ!! あったかいところに連れていって!! |
おばあさん、天国から来てくれたのね? お願い、私もおばあさんのところへ 連れていってください。 |
- |
幻影おばあさん | 台本と同じ | おばあさんじゃないってば!! | 私・・おばあさんじゃないです。 | ・・・・ハゥゥゥ・・・ (コーイチ) |
少女 | - | ばあちゃん、お願い! あったかいところに行きたい!! |
ええっと、そう、マッチが売れないと お父さんが私のことをぶつらしいんです。 だからおばあさん、 私を神様のところへ連れていってください。 |
- |
ナレーション | 少女は光に包まれて、空へ昇って行った。 少女がどんなにきれいなものを見たか、 どんな喜びに包まれて新年を迎えたか・・ 町の人達には分かるはずもなかった。 |
少女は死にました。 でも、なんでだかよく分からないけど 少女は幸せそうでした。 |
少女は光に包まれて、空へ昇って行きました。 少女がどんなにきれいなものを見たか、 どんな喜びに包まれて新年を迎えたか・・ 町の人達には分かるはずもありませんでした。 ・・・・グスン。 ・・・・・・・なんて悲しいお話・・・ |
・・・・・・・・クゥゥゥゥ・・・ (コロク) |
ジンバ | ピッコロ | ギョーム | ユイリ | |
ナレーション |
今日は一年の最後の日、おおみそかだ。 |
今日は一年の最後の日、おおみそかじゃ。 バスケットにどっさりとマッチをかかえた 女の子が雪の降る夜の町を寒そうに 歩いておるのう。 |
今日は一年の最後の日、 おおみそかだよーん。 バスケットにどっさりとマッチをいれた女の子 が、みじめな様子で歩いてるよほほーーい。 |
- |
少女 | - | - | マッチはいかがかしら? | マッチはいかが? |
通行人1の子供 | - | - | - | - |
通行人1 | - | どいておくれや、急いでおるんじゃ。 | ほほほーーい、 どいてくれません? |
- |
ナレーション | 今日はまだ一本もマッチは売れていない。 銀貨一枚も稼いでいないのだから、 家に帰ればまた父親に怒られるだろう。 |
今日はまだ、一本もマッチは売れとらん。 銀貨一枚も稼いでいないのだから、 家に帰れば父親にぶたれてしまうんじゃ。 |
今日はまだ、一本もマッチは売れて いないよー。家に帰れば おとうさんにぶたれてしまうよー |
- |
少女 | - | - | 寒いわ。 そうだ、マッチを擦ってしまおう。 おばあさん・・? おばあさんだわ! きゃあああああああ! |
寒い。 そうだ、マッチを擦ればいい。 おばあさん? おばあさん。 |
幻影おばあさん | - | - | - | - |
少女 | - | - | 台本と同じ | おばあさん、天国から来たの? 私もおばあさんのところへ行くよ。 |
幻影おばあさん | - | - | - | - |
少女 | - | - | 台本と同じ | マッチが売れないと、 父親というものが私を叩くらしい。 おばあさん、 私を神のところへ連れていってくれ。 |
ナレーション | 少女は光に包まれて、空へ昇って行った。 少女がどんなにきれいなものを見たか、 どんな喜びに包まれて新年を迎えたか・・ 町の人達には分かるはずもなかった。 |
少女は光に包まれて、 空へ昇って行ったんじゃ。 そこでどんなにきれいな物を見たか、 どんな喜びに包まれて新年を迎えたか・・ 街の人たちには分かるはずも なかったんじゃそうな。 |
少女は死んでしまったよーーーー。 でも天国で幸せに暮らしたよほほほーい。 |
- |